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プライオリティパスとは?メリット・年会費・お得な申込方法を徹底解説

プライオリティパスは、世界中の1,000を超える空港ラウンジと提携しているラウンジを利用できるサービスです。

これにより、フライトの待ち時間は、空港の喧騒からはなれ、落ち着いた空間で過ごすことが可能になります。

事実、このプライオリティパスを利用するようになってから、私は空港でのフライト待ち時間の過ごし方ががらっと変わり、空港を利用する際の疲労度がぐんと減りました。

今回は「プライオリティパスってなんぞや?」という方のために、プライオリティパスのメリット、年会費、お得な申込方法などをご紹介します♪

プライオリティパスとは?

プライオリティパスについてさらっと解説します。

世界各国400以上の都市の空港ラウンジを利用できる

プライオリティパス会員になると、世界各国400以上の都市の空港ラウンジを利用でき従来の航空会社が運営しているラウンジと同様に、ドリンクや軽食、Wi-Fiなどを無料で利用することができます。

また場所によっては会議室やパソコンもあり、出張族にも利便性がいいです。

たとえばJALのフライトを利用する人がJALのラウンジしかできないように、通常は自分が利用する航空会社が運営するラウンジしか利用できないのですが、このプライオリティパスがあれば、自分が利用しない航空会社のラウンジも利用できてしまうんです。

利用する航空会社、または予約したシートクラス(エコノミー、ビジネス、ファースト)に関わらず利用できるのが最大のメリットではないでしょうか♪

プライオリティパスで受けられる特典

プライオリティパスで受けられる特典は主に以下です。

  • 世界143か国、500以上の都市の1,200ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる
  • 軽食やアルコール類を含むドリンクが無料
  • 無料Wi-Fiが利用でき、電子機器の充電が可能
  • 空港のレストラン、ショップ、スパの割引
  • 年中無休24時間体制での会員サポートサービス

プライオリティパスの年会費

プライオリティパスでは、ラウンジ利用の頻度に応じて3種類のプランに分かれています。

 スタンダード(99ドル):27ドル/1回で利用可
 スタンダードプラス(249ドル):10回無料で、11回目〜27ドル/1回で利用可
 プレステージ(399ドル):回数無制限で無料利用可

スタンダードの249ドルとかプレステージの399ドルとか、高いと感じるかもしれません。そこまでして払う価値があるのか?という疑問に対しては、「その価値がある」と自信をもって答えられます!

プライオリティパスの会員プランの選び方

それではどの会員ランクを選べばいいのか、という話になりますが、以下で説明していきます。自分の利用頻度に合わせて考えてみましょう。

スタンダード(99ドル)およびスタンダードプラス(249ドル)を利用した場合、すぐにその価値を感じないかもしれません。

「スタンダード会員だと、1回利用するごとに(スタンダードプラスは11回目~)27ドルを払って、年会費は別途でさらに払わなければいけないの?」と思うかもしれません。

しかし、27ドルというのは多くの場合、ラウンジの受付で直接利用するよりも実はコストが少なく、多くのラウンジではだいたい50ドル前後します。

ラウンジを使用するたびに、1回23ドルの割引を受ける前払いとして、プライオリティパスのスタンダード会員(99ドル)を選ぶのも◎。

スタンダード会員(99ドル)のメリット

一番安いスタンダード会員のメリットは、ラウンジの利用料が通常50ドルするところ、年会費99ドルを払えば、無制限で32ドルで利用できるというところ。

このように考えると、スタンダード(99ドル)の旨味はそれほど大きくないかもしれません。そのためほとんどの人はスタンダードプラス(249ドル)もしくはプレステージ(399ドル)を選択するのではないかと思います。

もし年に数回の旅行をするなら、きっと空港ラウンジの利用回数は10回くらいのはず。スタンダード会員(249ドル)とスタンダードプラス会員(399ドル)の違いは、10回のラウンジ無料利用が付帯しているかどうかです。

それでは空港ラウンジを10回利用した場合、スタンダードプラス(299ドル)だとどれくらいお得になるかを見てみましょう。

ラウンジを10回利用した場合・・
※ラウンジの一般利用料を50ドルとする

プライオリティパス(スタンダードプラス)会員:249ドル
非プライオリティパス会員:500ドル
→251ドルの得!

10回ラウンジを利用する場合、年間249ドルのスタンダードプラス会員になることで、251ドル節約できることがわかりました。

こういった場合はスタンダードプラス会員になった方がお得というわけです。

スタンダードプラス会員(299ドル)のメリット

2番目に安いスタンダードプラス会員のメリットは、1年に10回以上、空港を利用する場合は、250ドル〜お得になるということです。

逆に1年に5回くらいしか空港ラウンジを利用しないのであれば、プライオリティパスを持つ必要はないかもしれません。

ちなみに私は海外旅行へ行く場合、だいたいどこかの国を経由することが多いため、1回の旅行あたり最低5回は空港ラウンジを利用します。

例 ドイツ旅行の場合
往路:日本-ドーハ-ベルリン(ラウンジ3回利用)
復路:ベルリン-ドーハ-日本(ラウンジ2回利用)
→1回の旅行で計5ヶ所のラウンジを利用
→1年に4回海外旅行をすると、5カ所×4回=20回(カ所)のラウンジ利用

こういった旅行を1年に4回くらいするので、単純に計算して1年あたり20ヶ所のラウンジを利用することになります。

このくらいの頻度の旅行になってくると、プライオリティパスの威力が倍増してきます。

プレステージ会員(399ドル)のメリット

一番高いプレステージ会員のメリットは、ずばり世界中の空港ラウンジを利用し放題ということ。

それではプレステージ会員(399ドル/年)は、その価値があるのでしょうか?

これはみなさんが利用する空港と、予約するシートクラス(エコノミー、ビジネス、ファースト)によって違ってくると思っています。

空港には多くのラウンジがあり、空港内のオリジナルブランドのラウンジもありますが、大手航空会社はこれらのラウンジと提携し、日本の航空会社でいうとANAやJALの上級会員の方ビジネスクラスまたはファーストクラスを利用する方にこういったラウンジを提供しています。

こういった頻繁にリッチな旅行をしている方は、わざわざプライオリティパスを持つ必要はないでしょう。

しかし、通常エコノミークラスで旅行をする人にとってプライオリティパスは、驚異的なコスパを発揮します。

パリのプレミアムラウンジ(DPS)やバーレーンのディルムラウンジ(BAH)など、世界で最高ランクのプライオリティパスラウンジの一つとして知られていますが、通常エコノミークラスの旅行客は利用することができません。

しかし、プライオリティパスを持っていれば入れるのです。

バリ・ングラ・ライ国際空港のプレムアムラウンジ
バーレーンのディルムラウンジ

こういったサービスは、海外から旅行する私たちにとっては最高の体験です。

プライオリティパスで利用できるそのほかの評価が高いラウンジには、ヘルシンキのホームラウンジ、香港のプラザプレミアムウエストホールラウンジなどがあります。

ヘルシンキのAlmost@Homeラウンジ

ほとんどの場合、プライオリティパスの会員パスでラウンジを利用できるため、上記の航空会社のフライトをわざわざ利用する必要はありません。

また、定期的に複数の航空会社を利用する場合にも、プライオリティパスを持っているだけでラウンジ費用を節約することができます。

プライオリティパスをお得にゲットする方法

そんなプライオリティパスですが、お得にゲットできる方法はないのか、というのがみなさんの気になるところだと思います。

結論、あります!

プライオリティパスを公式HPで申し込むのもいいですが、クレジットカード特典にプライオリティパスが無料で付帯してくるものもあり、その中でもっともよく知られているのが楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードの大きなメリットは、最上ランクのプレステージ会員資格が無料で付帯されること。(別途申込が必要)

本来は399ドルかかるプレステージ会員が、楽天カードの年会費わずか1万円を払うだけで持ててしまうんだから、間違いなくお得ですね。

楽天がこのサービスを出してから、日本人のプライオリティパスホルダーが一気に増えたような気がします。かくいう私もその一人です(笑)

 

まとめ

プライオリティパスは年会費にあわせてさまざまなメンバーシップ特典を提供しています。

最終的にスタンダード、スタンダードプラス、プレステージのどれを申し込むかどうかは、みなさんの旅行頻度によって決めましょう。

地球のすみずみまで頻繁に旅行する人ですか?
国内に限定した、年に数回ほどの旅行が多いですか?
どちらの場合も、プライオリティパスは価値を発揮してくれるでしょう。

最後に、私がプライオリティパスを使って世界中の空港ラウンジを利用したレビューも書いているのでぜひ参考にしてみてください。