2016/2017年の年年末年始のドイツ旅行にて。
ベルリンに行ったら一度は見ておきたい「ベルリンの壁」。
今回はいまも現存するベルリンの壁に世界各国のアーティストがアートを連ねた、イーストサイドギャラリーのレポートをしたいと思います。
政治的な対立の象徴であったコンクリートの壁に、個性豊かなアートが描かれている。
壁が長いうえに、見どころがある壁画が多いので、早めに行くことをおすすめします!!
あの有名なキスシーンはここに描かれていた
まずはこちらの一枚。
「兄弟キス」や「独裁者のキス」などの異名を持つこの絵は、ベルリンの壁で真っ先に思い浮かぶ絵の一つじゃないでしょうか?
爽やかとは決して言えないこちらの絵は旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長のキスシーンです。
同性愛者を推進しようという内容ではなく、旧東ドイツと旧ソ連の親密な関係によって、旧東ドイツが支配されていたことを意味する風刺画なんだそうです。
イーストサイドギャラリーとは
イーストサイドギャラリーは「ベルリンの壁建設」にインスピレーションを受けた24の国のアーティストたちによってベルリンの壁そのものに描かれた壁画たち。
シュプレー川沿いに1.3kmにわたってアートを楽しめる場となっています。なんでも現存しているベルリンの壁の中では最長の壁なんだとか。
Ostbahnhof駅から歩いて行くと横に広がった壁画群が見えてきます。
すごいポーズで記念撮影してる人たち。ここでは載せられないですが、私達も負けじといろんなポーズで写真をとってみました!
イーストサイドギャラリーを歩いてみた
作品はどれも平和や自由を願って描かれたものたち。
ベルリンの壁崩壊の時を表した絵でしょうか。さまざまな人種の人たちが描かれていて、みんな笑っています。
誰の手なんでしょう?
モダン絵画のようなタッチ。
冒頭を直訳すると、「自由に対してYESと言おう」(直訳すぎてごめんなさい)
これをみた時、なんでかウルっときてしまいました。
政治的な対立の象徴であったコンクリートの壁に、個性豊かなアートが描かれている。
ベルリンを訪れた際には、様々な歴史によって生まれてしまったこの壁をぜひ訪れてみてください。