昨年末にアメリカのトランプ大統領が「エルサレムがイスラエルの首都だ!」と宣言したことで注目を集めたイスラエルのエルサレム。
3つの宗教が共存し、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒が毎年世界中から押し寄せる街です。
今回私は、エルサレムの旧市街で嘆きの壁(WesternWall)とヴィアドロローサ、聖墳墓教会を見てきました。
その中でこのページでは嘆きの壁をレポートしたいと思います!
ユダヤ人の聖地 嘆きの壁
嘆きの壁はユダヤ人の聖地とされています。
中世以来、ユダヤ人はこの壁に額を押し当て、聖なる都の滅亡と神殿の荒廃を嘆き、その回復と復興を祈ってきました。
ここには「超正統派」や「正統派」と呼ばれるユダヤ人が集まります。
まず、「超正統派」は黒いスーツにシルクハットを被った格好をしています。
旧約聖書ではもみあげがとても大事な場所と書かれており、生まれてから一度も切ったり剃ったりしてはいけないそうです。
家計は奥さんが支え、旦那は日々勉強と子供の世話が仕事という、日本では考えられない慣習。
子供の送り迎えしていたり、夕食どきには市場で食材の買出しをしている超正統派の方を多く見かけました。
一方、正統派はけっこう普通の恰好で男性はキッパを被り、女性は髪や膝、肘を隠すのが基本のようです。
4つの地区からなるエルサレム旧市街
旧市街はユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、アルメニア人の4つの区画できれいにわけられています。
中は道が入り組んでいて、初心者の街歩きは難易度高めなので、時間があまりない方は、ガイドを付けて歩いた方が効率的でしょう。
ちなみに私はiPhoneのgoogleマップが誤作動したり、気づいたら道なき道を歩いていたりで、結局キリスト教地区に行くことができませんでした。。
旧市街は城壁で囲われており、出入りは各所に設けられている門からでなければできません。
11か所の門のうち、現在開いているのは7か所のみのようです。(新門、ダマスカス門、ヘロデ門、ライオン門、糞門、シオン門、ヤッフォ門)
門の多くが400年以上も前の建造物で、非常に文化的価値の高いものとなります。
ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
ヤッフォ門から嘆きの壁へ
今回は宿泊場所から一番近いヤッフォ門から入りました。
城壁の中へ入ると一気に異国感ただよう街並み!
とりあえず嘆きの壁を目指して歩いてみます。
途中からGoogleマップのGPSが動かなくなりました。さっそく迷いました。(ほらガイドつければよかったのに)
仕方ないので嘆きの壁に向かってるっぽい人についていきます。(キッパを被った人もしくは全身黒スーツの人はそこに行くだろうという偏見です!)
ストーキングしていたら迷っていることを気づかれたらしく、結局嘆きの壁まで案内してくれました。
優しいのねユダヤ人。
嘆きの壁に到着
セキュリティゲートをくぐると嘆きの壁が見えてきました。
男女でエリアが分かれていて、男側の方がやや広い面積となっています。
男女でエリアが分かれている理由は、女性がそばにいると男性がお祈りに集中できないからとか。本当かいな。
女性エリアに入って実際に壁のそばまで来てみました。
みんな聖書を片手に呟きながら、何かを祈っています。
泣きそうな表情で、前後に揺れながら祈る姿は、ある意味で想像以上でした。
何やら男性エリアでは成人式らしきものをやっています。
柵の上から覗こうとする野次馬がすごい。
そんなこんなで滞在は30分ほどでしたが、ユダヤの聖地を実際に見れて感動しました( ´ ▽ ` )ノ
嘆きの壁に行ってみた感想
嘆きの壁で一生懸命祈ってる人たちを目のあたりにしました。
こんなに真剣に祈ったことなんて、受験前だって就活前だってなかった私。
初詣さえざっくりと五体満足や世界平和くらいしかお祈りしません。
何かを一途に信奉するというのは、想像を超えて素晴らしいことなのかもしれないとか、ぼーっと考えたのでありました。
次はイエスが十字架を背負って歩いたと言われるヴィアドロローサを歩きました
【イスラエル一人旅②】エルサレム:イエス最後の歩み「ヴィア・ドロローサ」を辿ってみた!
イスラエルへの渡航準備
イスラエルへの渡航準備に必要な情報をまとめました。参考になれば幸いです♪
ガイドブック編
見知らぬ国へいくのに1冊は持っていきたいガイドブック。以下でおすすめの2冊をご紹介します。
地球の歩き方
朗報です。ついに2019-2020年版が出ました!(笑)私がイスラエルへ渡航したとき(2018年4月)には2015年版までしか出ていなかったので、皆さんが書いたブログをたよりに地道に調べましたが、地球の歩き方があれば情報収集は楽になりますね。
すごいぞ!イスラエル
イスラエルに旅行したとき唯一持っていった本が、みなみ ななみさん著の「すごいぞ!イスラエル」です。イスラエルの基本的な文化から生活スタイル、「なんでそうなの?!」というツッコミどころ満載なイスラエリ(イスラエル人)を、イラストを混じえておもしろおかしく書いています。イスラエルという国民性を広く浅く理解するならこちらの本がおすすめ。
現地ツアー編
イスラエルの現地ツアーはなかなか見つけにくいのですが、VELTRAでは日本語ガイドが予約できます。以下のようなツアーがあるので、滞在日数や予算にあわせてチェックしてみてください。
- エルサレム旧市街とオリーブ山徒歩観光プライベートツアー<日本語ガイド>
- 世界遺産・マサダ要塞+エン・ゲディ国立公園ハイキング+死海で浮遊体験 1日観光ツアー<英語ガイド/テルアビブ or エルサレム発>
- 活気あるスークに教会の鐘が鳴り響く町 ベツレヘム半日観光プライベートツアー<日本語ガイド>
- 世界遺産 エルサレム旧市街+ベツレヘム+カスル・エル・ヤフド+死海浮遊体験 1日観光ツアー<英語ドライバー/テルアビブ or エルサレム発>
宿泊編
ホテルの予約は早ければ早いほど、良い部屋がとれたり、安くなったりします。物価が高いイスラエルで、安くて評判がいいホステルStay Inn Hostelのレビューを書いたので参考にしてみてください。
【宿レポ】エルサレムのゲストハウス「ステイインホステル(Stay Inn Hostel)」宿泊体験記
そのほかイスラエルおすすめホテル!
エルサレム
・マミーラホテル(建築家ピエロ・リによるデザイン)
・キング デイビッド ホテル(エルサレムで最も有名な豪華ホテル)
・ザ ポスト ホステル(立地最高のモダンなホステル)
テルアビブ
・セントラルホテル(ヤッフォ中心部の格安ホテル)
・サン シティ ホテル(バルコニーから街がみられる部屋あり)
・ダビデ インターコンチネンタル(高級ホテル)
・ヒルトン テルアビブ(高級ホテル)
アクセス編
イスラエルの玄関口「ベン・グリオン空港」はテルアビブ市内にありますが、テルアビブを経由せずエルサレムまで直接行くことができます。以下でエルサレムへのアクセス方法(バス・タクシー・シェルート)を紹介してるので、参考にしてください。
イスラエルのベングリオン空港からエルサレムへの移動手段はシェルートがおすすめ!