チェコ

【プラハ】クレメンティヌムでコンサート鑑賞♪料金・場所・演目をご紹介

プラハでは毎日あちこちでクラシックコンサートが行われています。

私が今回行ったのはクレメンティヌム内にある「鏡の礼拝堂」で行われるコンサート。

ジーンズにスニーカーでも問題ないし、時間も1時間くらいなのでその日に思い立ったらぜひ行ってみましょう!

ヨーロッパ最大規模!中世の複合建築「クレメンティヌム」

クレメンティヌム(Klementinum)はフェルディナント1世が1556年に創建した修道院を基に建設された、3つの教会、礼拝堂、図書館、天文台などを併設する巨大な複合建築。敷地の広さはプラハ城についで2番目です。

場所はプラハ歴史地区の中心地、カレル橋の旧市街側に位置しています。

16世紀以来、天文学者、科学者、哲学者、そして音楽家たちがここに所蔵されている貴重な本を読むために足しげく通ってきました。

偉大な発明をした人たちがここに集まって、お互いに影響しあっていたと思うとワクワクします

修道院は1773年に廃止されましたが、現在でも図書館として利用されており、貴重な文書がここに保管されています。

クレメンティヌム「鏡の礼拝堂」でコンサート鑑賞

クレメンティヌムの「鏡の礼拝堂(ミラーホール)」では、ほぼ毎日コンサートが行われています。

普段はツアーでしか内部の見学ができないので、コンサートも聴けて内部も見学できるのはすごくお得な感じ!

コンサートの概要・演目

ここでは国民劇場のメンバーの弦楽四重奏による名曲づくしのプログラムを楽しむことができます。

ヴィヴァルディの『四季』も聞けますよ!

演目
M. A. Charpentier – Te Deum
W. A. Mozart – A Little Night Music (selection)
W. A. Mozart – Pamina´s aria (Magic Flute) or
Queen of the Night (Magic Flute)
J. Pachelbel – Canon in D Major
A. Dvořák – Slavonic Dance No. 8
Ch. Gounod – Ave Maria
T. Albinoni – Adagio in g minor
J. S. Bach – Toccata and fuga d minor
A. Dvořák – Biblical song No. 4
B. Smetana – Moldau
A. Vivaldi – Four Seasons (Spring and Winter)
W. A. Mozart – Alleluja (from Exsultate jubilate)

曲名をみてもわからないかもですが、日本のCMで流れてるものや学校の音楽で習ったものがほとんど!

チケット購入方法・料金

チケットは当日会場で購入できますが、念のためチケット販売サイトで事前に購入しておくと安心です。

コンサート料金は以下の2タイプ。

カテゴリーA(1~10列):800コルナ(約3,820円)
カテゴリーB(11~20列):600コルナ(約2,800円)

大きなホールではないのでどの席でもしっかり聴けますが、カテゴリーAのほうがステージの演者までよく見えます。

英語サイトに抵抗がなければBohemia Ticket、日本語サイトならCLASSICTICがおすすめ。手数料はBohemia Ticketの方がやや安いです。

実際に行ってきた!

私は後列のカテゴリーBのチケットをとりました。後列の中でもできるだけ前の方を狙って20分前にいきましたが、前の2列はすでに満席。

天井のフレスコ画や壁の大理石の細工など、お見事の一言です。

演者が5人登場して、演奏がはじまりました。国民劇場のメンバーによる有名曲ばかりのメドレーです😍

スメタナの『モルダウ』とか、学生の時に合唱したのを思い出して胸アツ・・!w

オペラ歌手の女性による本場のオペラもはじめて聞きました!生で聴くオペラは迫力があります。

また、18世紀に鏡の礼拝堂に設置されたパイプオルガンで演奏されるバッハの『トッカータとフーガ』は、中世の人たちと同じ音を聞いていたんだと思うと感動します。

このパイプオルガンはモーツァルトがプラハに滞在していたときに演奏したものなんだそう!歴史的価値を感じます・・!

約1時間にわたってたくさんの曲を演奏していただきましたが、600コルナでこれほどの演奏パフォーマンスは素晴らしいの一言。

弦楽だけの小さなコンサートですが、それでもソロバイオリニストの演奏が素晴らしく、特にヴィヴァルディの『四季』はやはり感動ものでした。

みんなにも親しみがある音楽で構成されたこのミニコンサートは、音楽ファンだけでなく誰もが楽しめる内容なので本当におすすめです!

クレメンティヌムはコンサート以外も見どころがたくさん

クレメンティヌムはコンサートだけではなく、観光としても見どころがたくさんあります。

図書館

この図書館は1722年にイエズス会の大学の一部として建てられました。所蔵されている本の数は2万冊以上におよぶといいます。

天井の素晴らしいフレスコ画はJan Hieblの作品。フロアに置いてある地球儀は古く価値の高いものだそうです。

プラハのストラホフ修道院と並んで、「世界で最も美しい図書館」の一つと言われています。

こちらから3Dツアーがみれます。

天文塔

クレメンティヌムの天文塔では、1775年から実際に気象観測が行われていました。ここには気象観測に用いられた古い器具などが展示されていて興味深い内容となっています。

天文塔の見どころは、68メートルからのプラハ歴史地区の眺め。気象観測をする場所なだけあって、そこからの見晴らしは最高!

細くて急な階段を上っていくのでけっこう大変ですが、頑張るだけの価値は十分あります。

プラハの旧市街の眺めを思う存分堪能できること間違いナシ!

メリディアンホール

メリディアンホールは子午線を観察するための部屋。当時使われていた観測器具が展示されています。

部屋がちょっと薄暗いのは、壁の穴からさしてくる日の光で時間を計測するため。クレメンティヌムの館内ガイドツアーで見学することができますよ!

クレメンティヌムの営業時間・館内ガイドツアー

年間を通してだいたい10時〜18時の時間は観光することができますが、時期によっては営業時間が30分前後ずれる場合があるのでWEBをチェックしましょう。

ガイドツアー(英語)は毎日10時から30分ごとに開催されており、約50分をかけて図書館ホール、メリディアンホール、天文塔を効率よく回ることができます。

クレメンティヌムのガイドツアーやチケットの申し込みはこちらからできますよ〜

Clementinum(クレメンティヌム)
WEB:https://www.klementinum.com/en/
MAP:Mariánské nám. 5, 110 00 Staré Město

チェコへ行く前に!

チェコへ行く前に役立つ(かもしれない)情報をまとめました。参考になれば嬉しいです!

ガイドブック編

はじめて行くのに1冊は持っていきたいガイドブック。おすすめは以下。

旅のヒントBOOK

私のおすすめはイカロス出版の「旅のヒントBOOK」。見やすいデザインと女子好みな情報がたくさんつまったお気に入りの一冊。また、定番だけではなく少しマニアックな観光スポットが載っているのがポイント。

aruco

arucoは「地球の歩き方」が出しているガイドブックで、小さいのに情報量が豊富。特に旅好き女子をターゲットにしており、フォトジェニックなスイーツやスポットの最新情報が載っています。

宿泊編

ホテルの予約は早ければ早いほど、良い部屋がとれたり、安くなったりします。

プラハのDream Hostel

今回筆者が泊まったのは、2018年12月にできたばかりのDREAM Hostel(ドリームホステル)。「立地がよくて、安くて、おしゃれ」の三拍子のホステルでしたので参考にしてみてください。

 プラハのおしゃれゲストハウス!ドリームホステル宿泊レビュー

そのほかプラハのおすすめホテル!
K+K ホテル セントラル プラハ(オペラ劇場を改装したホテル)
グランディオール ホテル プラハ(リーズナブルな5つ星)
ベトレム クラブ ホテル(リーズナブルで立地最高)
ベスト ウエスタン プラスホテル(人気の4つ星ホテル)

交通編

列車で迎えた朝

プラハからクラクフまで夜行列車で移動したんですが、これが想像以上に快適で素晴らしい体験でした!ガタンゴトンと音がする列車の中で目覚めると、外の景色がガラッと変わっている光景をみると、旅気分がさらに盛り上がります。ヨーロッパの陸路移動の参考にしてください。

 プラハからクラクフの夜行列車が超快適だった。予約方法・料金・乗車記

観光編

中世の街並みが色濃く残るプラハは「おとぎの町」や「世界で一番美しい町」と言われますが、見どころは街並み以外にもたくさんあります。見どころを一部ご紹介しておきます。

 

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