2019GWの東欧旅行の途中、トランジットでマカオも訪れました。目的は「カジノで遊ぶこと」です。
今回はマカオのカジノで大小(シックボー)に挑戦してきたのでそのお話を。
負ける覚悟で行きましたが、なんと軍資金が3倍になりました(^O^)/必勝法とかではないので、あくまで体験談として参考にしてみてください。
マカオのカジノ事情
中国の特別行政区であるマカオは、ポルトガルによる植民地支配が長いあいだ続いていた場所。西洋と東洋をつなぐ貿易港として栄えていましたが、その頃から盛んだったのがカジノです。
ポルトガルから解放されたあとは、カジノの経営者が続々と参入し、いまでは「東洋のラスベガス」と呼ばれるほどになりました。
カジノ=ラスベガスと思う人がほとんどかもしれませんが、収益でいうと実はマカオが世界一。収益がラスベガスは年間で約5,000億円なのに対し、マカオは1兆9,000億円なんだそう。
今までは香港からマカオまではフェリーで行く方法が主流でしたが、2018年10月28日に香港とマカオと結ぶ総距離55キロメートルの海上橋『港珠澳大橋』ができてからは、ずいぶんと行きやすくなりました。
マカオのカジノの基本的なルール
続いてマカオのカジノの基本的な特徴とルールについて。
- 基本的に24時間営業
- 入場無料。見るだけでもOK
- 各カジノがシャトルバスを出している
- ドレスコードは特になし。Tシャツ・短パンでもよい
- 21歳未満は入場できない
- カジノ内の写真撮影禁止
- カジノ内では帽子やサングラスの着用はできない
- メンバーズカードを作るとなにかとお得
マカオはどこのカジノも24時間が基本となっているので、思う存分遊ぶことができます。また、入場は無料なので、ちょっとした空き時間に雰囲気だけ楽しむのもOKです。
大小のルール
挑戦するゲームですが、知り合いから「参加しやすいのは『大小』だよ」と聞いていたので、大小に挑戦してみることに!
大小とは?
シックボーは別名「タイサイ」または「大小」と呼ばれるカードを使わないゲーム。ディーラーが3つのサイコロを振り、その出目の数字や組み合わせを当てるシンプルなルールです。サイコロを使うという点から、昔からゲームや賭博が行われてきた歴史があるアジア圏で特に人気があるゲーム。
大小の賭け方
大小での賭け方はさまざまですが、たとえば以下のような賭け方があります。
- 3つの出目の合計数が大(11~17)か小(1~10)か(Big or Small)
- 3つのサイコロの合計が偶数(EVEN)か奇数(ODD)か
- 3つのサイコロの中で1つだけ出目を予想(シングルオッド)
- 2つのサイコロの組み合わせを予想(ペア)
- 3つのサイコロの出目の合計数を予想(トータル)
一番上の大小(Big or Small)が賭け方としては一番人気。出目の合計を大か小か予想するだけなので、一番シンプルだと思います。私も今回は大小だけやりました。
賭けの流れ
賭けの流れは以下です。
- プレイヤーがサイコロの出目を予想してテーブルの任意の位置にチップを置く
- ディーラーがサイコロに蓋をして回す
- サイコロが入れ物の中でシャッフルされる
- ディーラーが蓋をあける
- 電光掲示板にサイコロの出目と合計数が表示される
- テーブル上の当たりの位置が光る
- プレイヤーがそれを見て歓喜or落胆する
これを繰り返していく感じです。
マカオでカジノ初体験!
ヨーロッパ旅行の帰りなので、資金は残りわずか。1,000HK$(約15,000円)をにぎりしめてカジノのセキュリティゲートを通ります。
入り口にはセキュリティが2人。ドキドキしながらゲートを通ってみたけどニコッとしてもらえてそのまま入場できました(ホッ)緊張してるのが伝わったのかしら。w
入ってすぐに感じたのは独特の熱気。
広いフロアに所せましと並んだテーブルでたくさんの人が一喜一憂している光景をみると、なんだかワクワクしてくる。意外なことに女性もけっこういて、真剣にテーブルを見つめています。
下調べも十分にしていませんでしたが、「とりあえずゲームチップがいるかな?」ということで、COUNTERと書かれたところで換金してるっぽかったので、そこで見ようみまねでとりあえず軍資金の1,000HK$(約15,000円)を換金してみました。
「100」と書かれたチップ10枚と「500」と書かれたチップ1枚の計11枚に換金完了。チップは1枚1枚がずしっと重みがあります。
コインを握りしめて、まずは大小をやっているテーブルをうろうろ。このゲームだけでも20くらいのテーブルがありました。
それぞれのテーブルには「300」や「500」というプレートが掲げられていて、これがどうやらミニマムベット(最低賭け金)のようです。
はじめてなのでミニマムベットが少ない「300」のテーブルを中心に見てまわり、ちらちらのぞきながら何回かゲームを観察してみる。
どうやらほとんどの人は、シンプルに出目の合計数が大か小を当てるBig or Smallでやっている様子。
自分もそろそろ賭けれそうな感じになったので、ミニマムベッドが「300」のテーブルで、周りにならって「100」のコインを3枚「大」へベットしてみる。みんながチップを置き終わるとディーラーが「もう賭ける人はいませんか?」とジェスチャーをします。
そのあとディーラーがサイコロに蓋をして、機械が3つのサイコロをシャッフルする。それが終わったら蓋が開けられて出た目の数がわかります。
結果は「大」。1回目で予想が当たりました。やったー!
配当は1:1なので、「300」のチップを賭けたら2倍の「600」にしてディーラーが返してくれます。なるほどなるほど。
2回目は「小」にベットしてみる。
結果は「大」。負け。
3回目もてきとうに「小」にベット。
結果は「大」。負け。
うーーん。ムズカシイ。
はじめは何がなんだかわからないので適当に大か小にコインを置いてみたけど、勝率はあまりよろしくない。みんなどうやってどっちに賭けるか決めているんだろう。
そんなとき、香港の友人から聞いた話を思い出しました。
なにやら「カジノには流れがある」んだそうで。
「たとえば「大」が3回続いたとする。次はどっちが出ると思う?ふつうは確率論でいけば次は「小」に賭けたくなるよね。だけどカジノは確率論じゃない。「大」が3回続いたら次も「大」が出るんだよ」
これを聞いたときは「そんなことあるかいな」と半信半疑でしたが、ほかに頼る勘もない。ためしにこのアドバイスをもとに、再び大小に挑戦することに。
まずは大小をやってる各テーブルの上にある、電光掲示板をみてまわる。掲示板にはそのテーブルでの過去10回のゲームで、大小どちらに出たかがリアルタイムで更新されていきます。
大と小が五分五分に出ているテーブルもあれば、5回連続で大が出ているテーブルもありました。
知り合いから聞いた話をもとに考えれば、5回連続で大が出ているテーブルなら、流れは「大」に向いているテーブルと予想できるはず。
まず賭けはせずに、大が連続で出ているテーブルを観察してみることに。
すると、結果は次も「大」。
友人の言ったことは本当でした!流れはやっぱりあるんではないだろうか。
よくよく見てみると、大か小が連続して出ているテーブルには客が多い。みんなも流れを読んでいるのかもしれません。
「なんだか、いける気がする」
この法則をもとにして、「小」が連続しているテーブルを見つけ、「小」に賭けてみたところ、結果はやはり次も「小」。
なんと!!!流れってやっぱりあるんだ。鳥肌がたちました。笑
はじめは慎重にミニマムベットの「300」で賭けてたんですが、だんだん「500」で賭けるように。
「500」のチップって日本円で7,500円ですよ。ぽんって7,500円賭けるとか、いま考えると完全にカジノの雰囲気に飲み込まれてました笑。
だけどあの場はそうさせてしまうだけの独特な熱気があります。
すごく熱中してたみたいで2時間経過。そしてなんと気づけば手元のチップは「3,000」に。最初に換金した額の3倍になっていました!!
帰りのフライトの時間がせまっていたので、「ここらへんでやめておくのが吉。」と考え、はじめにチップへ換金したCOUNTERへ行き、現金に戻してもらいました。
行きは1,000HK$(約15,000円)だったのが、帰りには3,000HK$(約45,000円)に。まさか旅行の最終日にこんな大金が手に入るとは・・
勝利の余韻とともに、興奮冷めやらぬまま空港へ向かったのでした。
以上、マカオのカジノ体験談でした!
ぜひ皆さんもカジノで遊んでみてください!とは言いにくいですが・・笑
マカオに行ったらせっかくなので体験してみるのも面白いかもしれません。