北欧デザインは日本でもインテリアとして、アートとして人気のあるデザインですよね。
北欧国の中でもフィンランドは、あの「ittala」や「marimekko」の世界的有名デザイナーを輩出した北欧デザインの代表国といえるでしょう。
そんなフィンランドの首都ヘルシンキのデザインの領域は、食器や家具だけでなく、教会や礼拝堂まで及びます。
今回はヘルシンキの木の教会、「カンピ礼拝堂」に行った感想を書きたいと思います!
ヨーロッパの教会らしからぬデザインに惹かれ、ずっと訪れてみたかったこの場所。
想像をはるかに超える素晴らしさに、このフィンランド旅で一番の感動を味わうことができました。
カンピ礼拝堂ができたのは意外と最近
カンピ礼拝堂は、2012年5月にヘルシンキがデザイン都市に選出されたのを記念し、フィンランド人デザイナーのミッコ・スマネン氏によって設計されました。
(ちなみにスマネン氏もこの設計デザインによって、シカゴの建設賞を受賞したそうですよ!)
別名「静寂の教会」と呼ばれ、もみの木からできたこちらの礼拝堂。
造られた目的は「静寂を過ごすための場所」だそう。
外界から遮断された木と光の空間で、宗教的な装飾などは一切ありません。
日本の伝統工芸「曲げわっぱ」のように、木を曲げ、それを何十にも折り重ねて造られています。
シンプルな建物の内部では、木目や木肌、曲線の美しさを感じるはずです。
ただそこに座って心静かに過ごしたくなる…そんな礼拝堂。
カンピ礼拝堂への行き方
カンピ礼拝堂は中央バスターミナルや「カンピ ショッピングセンター(Kamppi Centre)」のある広場の近くにあります。
ちょっとヘンテコな建物なので、すぐに見つけられることと思います。
入場料は無料で、だれでもはいれます。
礼拝堂内は、防音扉を入ると、無音の世界が広がっていて、自分がかすかに動いた音も聞こえてしまうくらい。
カンピ礼拝堂の中の様子
内部は、木のいい香りがしました。西洋ヤマハンノキが使用されているようです。
上部には光と空気を取り入れる窓が付いていて、柔らかな光が入ってきます。
神々しい・・
なんだかお祈りしたい気分になりました。
アーメン
前方の祭壇には、十字架と聖書1冊があり、隅には岩をイメージしたクッションが置かれていますが、それ以外は一切無駄なものがありません。
これまでに経験したことのない無音の空間でした。
地元の人も一人で来ている方が多く、多くの市民に愛されているようです。
カンピ礼拝堂(KAMPIN KAPPELI) 基本DATA
住所: Simonsgatan 7, 00100 Helsinki
交通: トラム2、9番のSimonkatu下車、徒歩1分
TEL: +358 9 23402018
料金: 無料
時間: 月〜金:7:00〜20:00 土・日:10:00〜18:00
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