ソウルには観光地がたくさんありますが、ソウルの郊外にもまだまだ魅力的な場所がたくさんあります。
半日ほど時間があれば、郊外に足をのばしてみるのはいかがでしょうか？
郊外にのびるバスの増加、新路線の開通によって、今までよりもソウルから短時間でいける場所は増えています。
今回はソウルから1〜2時間で行ける、おすすめのショートトリップ先8選をご紹介します。
目次
1. 利川（イチョン）・サギマッコル陶芸村
江南駅から60分
良質な陶土や燃料の薪がとれることから、陶磁器とお米の街として栄えた利川（イチョン）。
現在も300以上の窯地があつまって陶磁器が作られている、陶芸の里です。
サギマッコル陶芸村は、伝統的な陶磁器を扱う店から現代作家のモダンな食器を扱う店まで、およそ50軒が並ぶ通り。
毎年春に開催されている「利川陶磁器祭り」には、ソウルからたくさんの人が訪れにぎわいます。
利川は米どころとしても有名。利川のお米はブランド米として人気で、テーブルいっぱいにお惣菜がならぶ土鍋炊きの食事処も多いため、ご当地グルメも楽しめます。
利川へのアクセス
ソウルの高速バスターミナル、または東ソウルバスターミナルからバスで1時間。江南駅か新盆唐線・電鉄京江線で約１時間。
●高速バス（高速バスターミナル利用※地下鉄３・７号線コソクトミノル（高速バスターミナル・Express Bus Terminal・339/734）駅から直結）
運行表（韓国語）：http://www.icheon.go.kr/site/ic/sub.do?key=1425
●市外バス（東ソウルバスターミナル利用※地下鉄２号線カンビョン（江辺・Gangbyon）駅から徒歩約１分。市庁駅より約２４分）
2. 水原（スウォン）・水原華城
ソウル駅から70分
1997年にユネスコの世界文化遺産に登録された水原華城は、18世紀に朝鮮第22代王・正祖が建設した城塞都市。
正祖が水原を訪れる際の住居としていた華城の宮を、城壁が取り囲んでいます。城壁の全長は5kmにおよび、30万人の労力と2年の歳月をかけて建てられた歴史的な建造物です。
ここで紹介する『フライング水原』は気球にのって水原華城の全体を見下ろすことができるアクティビティ。
70〜150mの高さまでゆっくりと上昇し、およそ10分間、上空からの水原観光が楽しめます。
特に夕方〜夜は城壁や門がライトアップされてさらに幻想的な眺めが見られるのでおすすめ。
詳しくはHPを見てほしいのですが、1時間に3回程度で運行されています。
水原華城へのアクセス
・地下鉄1号線水原(スウォン、Suwon)駅 9番出口 タクシー約8分
・地下鉄2号線江南(カンナム、Gangnam)駅 7番出口 水原行き3000番バス乗車 八達門停留所下車(約1時間)
3. 坡州（パジュ）・ヘイリ芸術村
ソウル駅から80分
韓国北西部に位置する坡州(パジュ)。ブランドの出店数が国内最多で話題をよんだ『坡州（パジュ）プレミアムアウトレット』があります。
また、おなじく坡州にあるアーティストたちがあつまってつくったヘイリ芸術村は、ユニークな作品やおしゃれなカフェが多くておすすめ。
数あるカフェの中でも『CAMERATA』というカフェは、1930〜40年代のヴィンテージスピーカーでクラシックとジャズを聴かせてくれるカフェ。
オーナーは60年代から数々の有名番組を抱え、人気DJとして名をはせたファン・イニョンさん。2004年のオープン以来、78歳になったいまでもDJブースでみずから音楽のセレクトを行なっており、曲の紹介をしています。
テーブルに置かれた鉛筆とメモ用紙でクラシック音楽をリクエストすることも可能。
日差しが降りそそぐ吹き抜けの店内で、美しい音楽をききながら心地よいひとときを過ごすのはいかがでしょうか？
坡州・ヘイリ芸術村へのアクセス
・地下鉄２・６号線の合井(ハプチョン)駅から垢バス(2200番)で約１時間20分
4. 龍仁（ヨンイン）・ペクナムジュン・アートセンター
ソウルから50分
ソウル南西部のベッドタウンとして近年人口が急増している龍仁（ヨンイン）。
民俗村やエバーランド、スキー場などレジャースポットが多く、レジャーを楽しみに多くの観光客が集まりはじめています。
ここでおすすめなのは、ペクナムジュン・アートセンター。
ビデオアートの先駆者として世界的に活躍したペクナムジュンは、20世紀が生んだ世界的な芸術家100人に選ばれています。
このアートセンターは、彼が設立を検討中、「ペクナムジュンが生き続ける家」と名付けた施設で、2,000点以上のビデオアーカイブや関連資料などが所蔵されています。
このアートセンターは2018年で開館10周年をむかえました。AIAニューヨークデザイン賞インテリア部門で大賞を受賞した内観も見どころ。入館は無料です！
龍仁へのアクセス
ソウル駅前のバスセンターから5000番、5005番のバスで約50分。ペクナムジュン・アートセンターで下車して徒歩8分。
ペクナムジュン・アートセンターのHPはこちら
5. 河南（ハナム）・アクアフィールド
江南駅から70分
韓国最大級の複合型商業施設として2016年にオープンしたスターフィールド江南。
図書館も併設しており、ここがフォトジェニックスポットとして話題になっています。
この建物の3〜4階に位置する『アクアフィールド江南』は、チムジルスパとウォーターパークからなる日帰りスパリゾート施設です。
チムジルスパでは、オーロラの360度パノラマ映像が流れるメディアアートルーム、ミストが噴き出すクルムバン(雲の部屋)など、8種のチムジルバン(低温サウナ)でゆったりくつろげます。
室内外プールを備えたウォーターパークもリゾート感たっぷり。
スターフォールド河南へのアクセス
江南駅から9303番バスに乗り、スターフィールド江南で下車。
スターフィールドのHPはこちらをチェック
6. 仁川（インチョン）・パラダイスシティ
ソウル駅から80分
仁川は、仁川国際空港があるエリア。日本の発着便で仁川を訪れる人がほとんどだと思います。
空港以外にあまりイメージがわかない人が多いと思いますが、実は2017年に「パラダイスシティ」という複合型商業施設が誕生しているのはご存知でしょうか？
パラダイスシティは、10万坪の敷地内に、ホテルをはじめカジノやレストラン&バー、プール、アミューズメントパークなどあらゆる施設を集結させた複合型商業施設です。
ここには韓国最大級のカジノがあり、日本人スタッフ約30名が常駐しています。24時間営業なので、帰国日の空き時間や深夜に立ち寄れるのが魅力的。
さらに世界各国のアーティストの作品が2,700点以上も設置されており、施設内のあちこちでアート鑑賞が楽しめます。
そのほかギャラリーやスパ、クラブなど新たな施設も続々とオープンする予定だということで、情報を随時チェックしてみてください！
パラダイスシティへのアクセス
仁川国際空港から出ている無料シャトルバスで5〜10分
7. 栢峴洞(ペッキョンドン)カフェ通り
江南駅から15分
新都市開発により生まれた城南（ソンナム）市盆唐は、高級マンションが立ちならぶ閑静な住宅地。
ソウルっ子の週末の新しいお出かけスポットとして注目をあびているのは、ここのカフェ通りです。
板橋（パンギョ）にある栢峴洞（ぺっキョンドン）カフェ通りは、開発に伴いさまざまなお店が増えはじめた注目のスポット。
おしゃれなカフェをはじめ、レストラン、セレクトショップが立ちならび、メイン通りをはじめとして左右小道まで50軒ほどの個性的なお店が軒を連ねています。
韓国の人気ドラマ「星から来たあなた」をはじめ、ドラマや映画のロケ地としてもよく使われているようです。
毎週土曜日にはハンドメイド作家によるフリーマーケットが開催されているので、そこを目指して訪れるのも良さそう。
板橋（パンギョ）へのアクセス
新盆唐線パンギョ（板橋・Pangyo D11）駅下車。江南（カンナム）駅から約15分。
8. 南怡島(ナミソム)、プチフランス
ソウルから63キロ離れた春川（チュンチョン）地区にある小さな離島・南怡島（ナミソム）は人気の韓国ドラマ『冬のソナタ』のロケ地として有名。
綺麗な自然だけでなく、エンターテイメント施設、宿泊施設、動物園、植物園などのレジャー施設がそろっているので、家族やグループでも楽しめるリゾート地として人気です。
そして南怡島（ナミソム）にはもう一つ、プチ・フランスという人気の観光スポットがあります。
広い敷地内にあるフランス文化村の中では、16棟のフランス式建築でフランスの衣・食・住の文化が体験でき、宿泊もできます。
ここプチ・フランスは、人気ドラマ『星から来たあなた』や『シークレットガーデン』のロケ地としても有名。オルゴールの音に耳を傾けながらロマンティックな敷地内と散歩すれば、ドラマのシーンがよみがえってきそうですね。
