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タイ・ライオンエアは危険?バンコク-カトマンズSL220 搭乗記

昨年2018年10月29日、ジャカルタを出発したタイ・ライオンエアのボーイング737 MAX 8型 JT610便が墜落し、189名が死亡した事故は記憶に新しいと思います。

特にこの2か月後にタイ・ライオンエアを利用する予定だった私は気が気ではなく、当日はドキドキの搭乗となりました。

が、結論、乗ってわかったのは思ったより快適でご飯も美味しいということでした!

今回利用した便はタイ・バンコクからネパール・カトマンズを結ぶSL220便(ボーイング737-900型)です。

タイ・ライオンエアは危険?

タイ・ライオンエアはインドネシアLCCの最大手、ライオンエアのグループ会社おもにバンコクを中心に就航しており、日本でも東京~バンコク間の就航がはじまったばかりです。

そんななかで、この前の事故ですから、就航を楽しみにしていた日本人にはとてもショッキングな出来事だったと思います。

実はタイ・ライオンエアは過去にも何度か事故を起こしており、死者も出ています。

  • 2004.11.30
    暴風雨で着陸に失敗しオーバーラン
    乗員乗客163人中25人死亡
  • 2009.2.23
    リアウ諸島州バタム島で車輪が出ない事故により胴体着陸
    幸いにも負傷者なし
  • 2013.4.13
    インドネシアのパンドンからデンパサール行きの飛行機が滑走路前の海に転落
    乗客101人のうち40人以上が怪我
  • 2013.8.3
    ゴロンタロ空港に着陸した時に滑走路から外れ、近くにいた牛を跳ねた
    幸いにも負傷者なし
  • 2013.9.30
    離陸前に空調が誤作動で機内が高温になってしまい乗客が非常口を開ける事件
    幸いにも負傷者なし
  • 2018.10.29
    インドネシア発189人を乗せた飛行機が墜落
    乗客189人全員死亡

特に2013年は死者こそ出ていませんが、1年に3度も事故を起こしており、この年はさすがに私だったら乗らなかったと思います。

バンコク~カトマンズの航空券

バンコクからカトマンズ間は2018年8月1日から新規就航したばかりの新しい路線。以下のスケジュールで運行しています。

11:15 バンコク(ドンムアン)→14:00 カトマンズ
SL220便 月・火・水・日

航空券の予約はいつものようにスカイスキャナーで予約しました。海外発着の航空券も予約できるので重宝しています。

予約が完了するとEチケット(電子航空券)が送られてきます。

メールには「Eチケットの印刷したものを持参するように」 との内容が書かれていましたが、 当日パスポートを見せるだけで問題ありませんでした。

タイ・ライオンエアのオプション

タイ・ライオンエアで受けられるオプションは以下

選べるオプション
 20kg以上の受諾手荷物料金
 座席指定
 機内食

タイ・ライオンエアはLCCですが、受諾手荷物は20kgまでであれば追加料金は不要です。

また、機内持ち込み制限は7kgなのですが、私の9kgのスーツケースでも持ち込みOKでした。

ここらへんはスタッフの裁量なんでしょうか。LCCは厳しいところと厳しくないところがはっきりわかれ、タイ・ライオンエアは比較的ゆるいようです。あとはタイ、ネパールというお国柄、アバウトでゆるしてもらえたのかもしれません。

いざタイ・ライオンエアに搭乗

ちょうど3時間前に空港のチェックインカウンターへ向かいましたが、すでに長蛇の列。

30分ほど並び、チェックインを終え、荷物検査場を通過して、搭乗がはじまるまでラウンジでゆっくりしました。

時間がありすぎて、タイ・ドンムアン空港の3つのラウンジをハシゴした記事はこちら
 プライオリティパスで入れるドンムアン空港のラウンジを全部利用してみた。1番のおすすめはここだ!

バンコクとカトマンズを運行する便は、ボーイング737-900型機を使用しています。中距離のため、小型です。座席数は3-3構成の215席で、すべてエコノミー。

タイ・ライオンエアの座席

上の図を見ていただくとわかると思いますが、

Lion Comfort Seatは機内前方で、乗り降りに便利な席。
Lion SeatはLion Comfort Seatの後ろの席で、その次に乗り降りに便利な席。
Standard Seatはそれら後方の席です。

座席指定の料金は日々変動しており、2019年2月時点ではLion Comfort Seatが約2,800円、Lion Seatが約1,400円、Standard Seatが約900円です。なお、座席指定をしない場合は料金はかかりません。

座席はというと、革張りですこし高級感があり、そこまで狭さを感じません。

タイ・ライオンエアの座席

機内食ですが、LCCなので航空券代に含まれていません。備え付けのメニューを見てお金を支払って注文するスタイルです。

タイ・ライオンエアの機内食メニュー

私はぼったくり同然の機内食を避けるべく、離陸前に空港ラウンジでおなかいっぱいに食べておいたというのに、やはりお腹がすいてしまいました。売店でパンでも買っておけばよかった。

仕方がないので機内食メニューの照り焼きチキンとご飯を注文。写真を撮り忘れてしまったのですが、思っていたよりも美味しかったです。

ちなみにバンコク−カトマンズ便の機内では、カードが使えないのでご注意を。また、円で払ったとしてもお釣りがタイバーツもしくはドルとなり、レートが非常に悪いため、あらかじめタイバーツかドルを用意しておきましょう。

私は円しか持っていなかったため、バーツでお釣りがかえってきました。あとで計算したらすごく悪いレートで計算されてたみたいです。

ちなみに、機内食は事前に注文しておくこともできるみたいですよ。
Lion Meals

タイ・ライオンエアのグッズも機内販売していました。チープな感じが逆にいいですね。

タイ・ライオンエアの機内販売メニュー

タイ・ライオンエアに乗った感想

タイ・ライオンエアは部類的にはLCCに入りますが、意外にも座席は快適で、安っぽさがないという感想でした。もちろん、安全運転が大前提ではありますが!

遅延は30分くらいで、LCCであれば許容内だとおもいます。

タイ・ライオンエアは、最近は次々に日本との直行便が就航しており、2018年には福岡-バンコク(ドンムアン)、東京-バンコク(ドンムアン)が就航しています。

注目の航空会社なので、次の旅行で利用してみてはいかがでしょうか。